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インターネット回線スピードテスト:ダウンロード、アップロード、遅延

インターネットのスピードテストで測れるのは、ある時点における、お使いの端末と特定のテストサーバーとの間のスループットです。多くのテストでは、ダウンロード、アップロード、遅延がそれぞれ別に表示されます。結果はサーバー、経路、ローカルネットワーク、その時点の負荷によって変わるため、1回の測定だけですべてのWebサイトやアプリケーションの性能を語ることはできません。

数値の意味

ダウンロード速度はデータを受け取る速さ、アップロード速度はデータを送る速さを表します。速度はメガバイト毎秒ではなく、メガビット毎秒(Mbps)で表示されるのが一般的です。8ビットで1バイトになります。遅延はpingやラウンドトリップタイムとして表示されることが多く、リクエストを送ってから応答が返るまでの時間を示します。通話やゲームでは、ジッターやパケットロスも重要になることがあります。端末に表示されるWi-Fiのリンク速度は、テストで直接測っているわけではありません。FCCのブロードバンド報告書でも、ダウンロード、アップロード、遅延、パケットロスはそれぞれ別の指標として扱われています。

意味のあるテストを行うには

固定回線の契約プランと比べるなら、できるだけ有線LANでつないだパソコンで測定しましょう。大きなファイルのダウンロード、ソフトウェアの更新、クラウドバックアップは一時停止しておきます。VPNを使わない状態の回線を評価したい場合はVPNをオフにし、VPN接続そのものを測りたい場合はオンのままにします。時間帯を変えて何度か測定し、必要ならテストサーバーも変えてみてください。接続方式、サーバー、時刻、ネットワークを使っていた人数も記録しておきましょう。Wi-Fiを調べる場合は、ルーターの近くと、問題が起きている場所の両方で測定します。

結果がばらつく理由

選んだテストサーバーまでは短く空いた経路でも、動画配信サービスや仕事で使うサーバーは別の経路を通っているかもしれません。テスト端末、ブラウザー、ルーター、LANポート、Wi-Fiの電波干渉、モバイル回線の電波状況、相手側のサーバーが結果を頭打ちにすることもあります。LANポートが100 Mbpsまでしか対応していないパソコンでは、1 Gbpsの回線速度を確認することはできません。表示されるWi-Fiのリンク速度は、アプリケーションが実際に転送できるデータ量ではありません。電波を使える時間の奪い合いやプロトコルのオーバーヘッドがあるため、実際の転送量はその分少なくなります。テストの方式や測定時間、並列接続の数が違えば、数値が変わることもあります。

契約プランと結果を比べる

プロバイダーが広告しているのが最大速度なのか保証速度なのか、どちらの方向の速度なのか、どんな条件で測った値なのかを確認しましょう。10%などの任意の割合を下回ったというだけでは、故障の証拠にはなりません。有線LANで測っても、複数のサーバーで低い速度が繰り返し出るなら、一連の結果を保存してプロバイダーに問い合わせてください。特定のサービスだけが遅い場合は、そのサービスの稼働状況を確認し、ほかの接続先と比べてみましょう。スループットの結果は良好なのに通話が不安定な場合は、負荷のない状態に加えて、負荷をかけた状態でも遅延とパケットロスを測ってみてください。

負荷時の遅延とバッファーブロート

スループットが高くても、ボトルネックが詰まっている間は遅延が低いとは限りません。アップロードやダウンロードの最中にRTTが急に上がるなら、キューイングが原因かもしれません。アイドル時と負荷時のpingを比べてみましょう。バッファーブロートとWi-Fiと有線LANの比較の記事もご覧ください。