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ドメイン名とは?

ドメイン名とは、example.orgのようにDNSの階層構造の中で人が読める形で表された名前です。Webサイトやメールなどのサービスに使えますが、ドメインを取得しただけでそれらが自動的にできあがるわけではありません。名前はトップレベルドメインの下に、そのレジストリのルールに従って登録され、そのうえでDNSを通じて設定されます。

ドメイン名の構造

ドメイン名は右から左へと読みます。www.example.orgなら、orgがトップレベルドメイン、exampleがその下に登録された名前、wwwがドメインの保有者が設定したサブドメインです。右端のドットはDNSのルートを表しますが、ブラウザーでは通常省略されます。サブドメインはメインの名前とは別の場所を指すこともあれば、まったく別の用途に使われることもあります。

DNSの委任によって、登録された名前と権威DNSサーバーが結びつけられます。権威DNSサーバーは、アドレス用のAやAAAA、メール用のMX、所有確認用のTXTといったレコードを公開します。アドレスのレコードがなくてもドメインは存在できますし、DNSが正しくてもWebサイトが表示されないことはあります。ドメインの登録、DNSホスティング、Webホスティングは、それぞれ別の事業者が提供していることもあります。

登録と管理

登録者は、該当するレジストリとレジストラの規約のもとで、一定期間その名前を使う権利を得ます。言葉そのものを永久に所有するわけではありません。レジストラのアカウントにアクセスできる状態を保ち、連絡先情報を正確にしておき、確実な更新手段を用意しておきましょう。更新を忘れると、サービスが止まったり、レジストリのライフサイクルによってはいずれ他人に登録されてしまったりすることがあります。

移管は登録を別のレジストラに移すこと、ネームサーバーの変更はDNSの運用先を移すこと、Aレコードの変更はホストを別のアドレスに向けることです。この3つはよく混同されます。事業者を乗り換える前に、ゾーンデータをエクスポートし、メールや所有確認用のレコードが引き続き使えることを確かめてください。ドメインロックと多要素認証は、不正な変更を防ぐのに役立ちます。

良い名前の選び方

覚えやすく、口頭でも伝えやすく、ほかの組織と混同されにくいつづりを選びましょう。使いたいトップレベルドメインの登録ルール、2年目以降の更新料金、商標上の問題がないかも確認します。国際化ドメイン名では非ASCII文字を使えますが、エンコードされた形や見た目の似た文字のせいで、共有やセキュリティの面で面倒が生じることがあります。

DNSやメールに障害が起きてもレジストラのアカウントを復旧できるように、管理しているドメインだけに依存しない別の連絡用アドレスを使いましょう。レジストラ、DNSプロバイダー、ホスティング、証明書を誰が管理しているかも文書にしておきます。そうすれば、担当者や外部の委託先が離れたときにアクセスを失わずに済みます。

ドメインのトラブルを診断する

まず登録が有効か、意図した権威DNSサーバーに委任されているかを確認します。次に、そのサーバーに必要なレコードタイプを問い合わせます。DNSの応答が正しければ、Webやメールのサービスは別に切り分けてテストしましょう。更新後もしばらくはキャッシュに古い応答が残ることがあるため、正確な名前、レコードタイプ、時刻を記録しておいてください。

DNSSECと最新の登録情報の診断

ドメインに問題が起きたときは、登録の状態、DNSの委任、ゾーンの内容を切り分けて考えます。RDAPは登録データの確認に役立ち、DNSSECは署名されたDNSデータの完全性を守りますが、クエリを暗号化するわけではありません。RDAPとDNSSECの記事もご覧ください。