サブドメインとは?設定方法を解説
サブドメインとは、上位のドメイン階層の中に作られる名前です。blog.example.orgであれば、blogがexample.orgの下に位置します。サブドメインを使うと、Webサイト、メール、APIなどのサービスを分けて運用できますが、名前を決めただけではWebページはできません。DNSレコードと、その名前を受け付けるように設定したサーバーが別途必要です。
サブドメインとパス、どちらにする?
blog.example.orgは独立したホスト名で、example.org/blogはexample.orgというWebサイト上のパスです。同じようなコンテンツを表示できても、設定の仕方は異なります。サブドメインは別のサーバーを指したり、別のアプリケーションで配信したり、別のチームに委任したりできます。パスは通常同じホスト名の下にとどまりますが、その裏で動くアプリケーションを独立させることも可能です。
サブドメインのほうが検索やセキュリティの面で有利だという普遍的なルールはありません。アーキテクチャ、アクセス制御、多言語対応、保守のしやすさを考えて選びましょう。メインサイトに関連するセクションであれば、どちらの構成を選んだ場合でも、ナビゲーション、内部リンク、canonical URLを計画しておく必要があります。
レコードを選ぶ
Webサイトでは一般に、サーバーのアドレスを示すAまたはAAAA、あるいはある名前を別の名前の別名にするCNAMEを使います。CNAMEには、同じ名前でほかのレコードと共存させる際のルールがあります。サブドメインでメールを受信する場合は、メールプロバイダーの要件に従ってMXと関連レコードを設定してください。親ドメインのレコードをそのままコピーするのは避けましょう。サブドメインは別の目的で使われているかもしれません。
*.example.orgのようなワイルドカードは、個別に定義されていない名前の一部に応答できますが、アプリケーション側のルーティングや、明示的に定義すべきレコードすべての代わりにはなりません。独自のDNSゾーンを持つサブドメインには、NSによる委任が必要です。DNSの基礎はRFC 1034とRFC 1035に定められています。親ドメインの名前がまだ取得できるかどうかは、2IPのドメイン取得可否チェックで調べられます。
サービスが動くか確認する
その名前が何を表し、どのサーバーで受け付けるのかを決めます。稼働中の権威ゾーンにレコードを追加したら、ドメイン設定チェックで確認しましょう。DNSが想定どおりのIPを返しているのにサイトが開かない場合は、新しい名前に対するバーチャルホスト、アプリケーションのルーティング、TLS証明書を確認してください。
ログインページを別のサブドメインに置いただけでは、セキュリティ上の境界にはなりません。認証、Cookie、権限、TLSはアプリケーション側で設定する必要があります。既存のセクションをサブドメインに移す場合は、旧URLと内部リンクの扱いも計画しておきましょう。
名前そのものを確認する
見た目の似た文字や入力ミスによって、別のドメインに誘導されることがあります。国際化ドメイン名には、DNSで扱えるASCII形式の表記があり、Punycode変換ツールで確認できます。末尾が見慣れたアドレスに似ているからといって、身に覚えのないサブドメインでパスワードを入力しないでください。