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固定IPアドレスと動的IPアドレス:どちらが必要?

固定IPアドレス(静的IPアドレス)は、インターフェースやサービスに対して意図的に固定されたアドレスです。動的アドレスは自動的に割り当てられ、変わることがありますが、端末が再接続するたびに必ず変わるわけではありません。これらの用語が表すのはアドレスの割り当て方であり、パブリックかプライベートかとは関係ありません。どちらの範囲のアドレスでも、どちらの割り当て方も使えます。

端末がアドレスを取得する仕組み

家庭用ルーターは一般に、DHCPを使ってプライベートIPv4アドレスを配布します。サーバーはリース期間を決めてアドレスを提供し、端末は通常、期限が切れる前にリースを更新しようとします。そのため、同じ「動的」アドレスが何か月も使われ続けることもあります。ルーターで特定の端末用にアドレスを予約することもでき、その場合は値が変わらなくても、端末はアドレスを自動的に受け取ります。DHCPv4の動作はRFC 2131に記載されています。IPv6では、ルーター広告、DHCPv6、またはその両方が使われることがあるため、実際の構成を確認せずにIPv4の手順を当てはめないでください。

固定アドレスが役立つ場面

サーバー、VPNゲートウェイ、ほかのシステムから既知のIPアドレスで接続される機器には、変わらないアドレスが便利です。ローカルネットワークであれば、端末側で手動設定するより、DHCPの予約のほうが管理しやすいことが多いでしょう。固定のパブリックIPv4アドレスは、プロバイダーの別サービスになっている場合があります。契約内容と、外部からの接続が許可されているかを確認してください。アドレスを固定しても、自動的にポートが開くわけではなく、ルーティングやファイアウォールのルールは引き続き重要です。逆に、パブリックアドレスが変わる場合でも、プロバイダーが外部からの通信を許可していれば、DNSを更新することで自宅のアプリケーションを公開できます。

外部から見えるアドレスを確認する方法

2IPのIPアドレス検索に表示される値を時刻とともに記録し、普段どおりの再接続の後や、数日にわたって比べてみましょう。プロバイダーが同じリースを再び割り当てることもあるため、ルーターを1回再起動しただけではほとんど何もわかりません。ルーターの外部側インターフェースのアドレスと、Webサイトから見えるアドレスを比べてください。VPNやキャリアグレードNATを使っている場合、見えているアドレスはルーターではなく中継地点のものかもしれません。アドレスが契約上固定されているかどうかは、プロバイダーのサービス規約でしか確認できません。

避けたい設定ミス

ルーターのDHCPプールの範囲から、調整なしに手動でアドレスを選ぶのはやめましょう。サーバーがそのアドレスを別の端末に割り当て、競合が起きるおそれがあります。ルーターを交換するとサブネット、ゲートウェイ、DNSが変わることがあり、以前に手動で設定したアドレスのせいで通信できなくなる場合があります。長く使うサービスなら、数字のアドレスを覚えておくより、DNSの名前を使うほうが管理しやすいことがよくあります。固定アドレスにしても、プライバシーが高まったり安全性が保証されたりするわけではありません。アドレスの割り当て方にかかわらず、公開しているサービスには更新、認証、アクセス制御が必要です。